新型5代目CR-V(RW)はここがすごい!3列シートとハイブリッド化で凱旋!

cr-v ホンダ


2013年に誕生したコンパクトSUV「ヴェゼル」の好調さを受け、2016年にて日本国内での販売が打ち切られる形となったホンダ・CR-V。

SUVブームの再燃化が進む中、三菱・アウトランダーやマツダ・CX-5といったライバルの台頭に合わせ、約1年半のブランクを経て復活することとなりました。

1995年の初代CR-V登場以来、国産SUVの先駆け的存在であった同車は、果たしてどのような進化を遂げて私たちの前に帰ってきたのでしょうか?

今回は2018年夏のデビューが予定されている話題の新車種「ホンダ・CR-V」のレポートをお届けさせて頂きます!

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新型CR-Vはよりスポーティ&ダイナミックに変化!

1年ぶりのブランクとなる新型CR-V、まずはその外見から見て参りましょう。

切れ長なヘッドランプが印象的なフロントマスク、立体感あふれる造形に仕上げられた新型CR-Vは、近年のホンダスポーツモデルに通じる一種のシャープさを持ったスタイリングに生まれ変わりました。

先代CR-Vと比べるとサイドラインがボリュームを増し、ミドルクラスSUV並みの存在感を醸し出すようになりました。

そのボリューム感を演出しているのがフロントフェンダーで、敢えて外側にオーバーさせたことで雄大さを強調。

北米市場を意識した「力強さ」が大きなキーポイントとなっております。

気になるボディサイズは全長4,587mm×全幅1,854mm×全高1,689mm、やはり大柄なボディサイズではあるものの、それに見合った高級感が備わったことは間違いありません。

フロントマスクのボリュームもさることながら、リアバンパーをはじめとしたボリュームアップも新型CR-Vの特徴のひとつで、19インチアルミホイールなどにより、上級SUVとしての風格あふれるものへと進化しました。

こうしてみると巨体をウリにした迫力派のSUVといった見方もできますが、リアビューは意外なほどにコンパクト。

どちらかと言えば他社製SUVよりもシンプルにまとめあげられ、飾り気を抑えたスマートさすらうかがえます。

ルックスの面では歴代CR-Vの中でも最高の出来映えだと言え、2018年の国内販売解禁に向けて大いに期待が持てる作りだと言えます。

デビューはもう間近!新型CR-Vハイブリッドの実力は?

今回の国内販売再開にあたり、もっとも気になるところは追加となったハイブリッドモデルの存在。

従来から続くガソリンモデルに加え、「SPORT HYBRID i-MMD」採用の新規追加モデルの実力はどうなのでしょうか?

パワーユニットはすでに「ステップワゴンスパーダ ハイブリッド」で採用となったものを土台とし、2モーター式のハイブリッドシステムを採用。

クラストップの燃費性能を誇る新型ステップワゴンのスペックが25.0km/Lであることから、新型CR-Vの燃費性能はJC08モードでの燃費20.0~22.0km/Lとなることが予想されております。

昨今のPHEVカー競争の背景を考えると、当面のライバルと目されるのは三菱・アウトランダー。

アウトランダーのハイブリッドモデルが充電電力使用時走行距離60.8km/L、ハイブリッド燃料消費率19.2km/Lであることを考えると、これを上回る燃費性能で勝負を賭けてくるものだと思われます。

去る2017年7月に中国で発売となった新型CR-Vハイブリッドが20.8km/L(中国総合燃費モード)であることから、燃費性能の実力においては最高クラスのものであると見てよいでしょう。

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新型CR-Vには今後PHVモデルも追加予定?

今回の日本への凱旋に伴い、ガソリンとハイブリッドの2タイプモデルが内定している新型CR-V。

しかし、東京モーターショーなどでのEVコンセプトカー競争の激化を見れば、プラグインハイブリッド(PHV)モデルの追加も十分に予想できます。

ホンダのPHVと言えば、2016年3月に生産を終了した「アコードプラグインハイブリッド」を思い出すことができます。

商業的には決して成功したとは言えないアコードプラグインハイブリッドでしたが、北米を中心とした人気車を対象とする「ゼロエミッション規制(ZEN)」のことを踏まえれば、近日登場することは想像に難くありません。

1年のブランクは決してただのブランクではなく、国産SUV界の大本命となるべくして受け入れた充電期間。

新型CR-Vは、そう思わせるだけの風格と実力が備わったSUV界の黒船として大いに期待できる一台だと言えます。

新型CR-Vの7人乗り3列シートはファミリー層にとって大きな魅力!

北米&中国という世界の2大市場で人気を得た新型CR-V、その大きな魅力はやはりガソリンモデルに設定された「7人乗り3列シート」でしょう。

より大きく、より快適な空間性を求められるこの市場では、居住性の高さは何よりも優先されるアピールポイントのひとつで、中国向けCR-Vのボディサイズが全長4,585mm×全幅1,855mm×全高1,679mmであることを考えると、それを上回る今回のモデルの居住性は推して知るべし。

画像は東京モーターショーでのジャパンプレミアで披露された後列シートですが、これを見るだけでも十分な広さが確保されており、並み居るライバル車と比べても不安要素は見当たりません。

特にこうした室内空間の広さは、ファミリー層にとっては非常に重要なポイントでもあります。

ミドルクラスの維持費用で大型SUVクラス並の居住性であれば、新型CR-Vの実力は紛れもなく「本物」であると言えるでしょう。

気になる新型CR-Vの発売日は2018年6月以降?

非常に充実した作りを誇る新型CR-Vを見て、思わず(…欲しい…!)と思ったのは決して管理人だけではないはず。

そこでホンダブース担当者に発売予定時期を直撃してみたところ、断言はできませんが…という前置きありの上で、「当社としては夏の商戦に間に合わせる形での投入が検討中です」とのこと。

発売予定価格は未定とのことでしたが、時期的には2018年6月以降と見るのが妥当でしょうか。

これから約半年の待ちはあるものの、2018年の国産SUV市場における大本命であることは確かで、待つだけの価値は大いにアリ。

ハリアー・CX-5・エクストレイルといったライバル勢は強力ですが、今回の凱旋帰国はそれらライバルを打破する実力を身に着けたことの自信の表れでもあります。

ホンダのラインナップに欠けていたミドルサイズSUVの真打と呼べる実力を備え、威風堂々の凱旋帰国を果たした新型CR-V。

EV・SUVカーの競争が激化する2018年のクルマ市場において、初代登場以来の一大旋風を巻き起こしてくれることに期待の一台です!

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